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 コロナ離婚、DV増加、夫婦間喧嘩増など
 学校が休みでストレス、虐待増、子どもの学力不安など
子どもと一緒に受け止める|三輪陽子
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頑張らなきゃ。
しっかりしなきゃ。
子どもたちを守らなきゃ、
ウィルスに気を付けなきゃ。
思っているより緊張していませんか?
思っているよりストレスたまっていませんか?
すでにもうじゅうぶん頑張っています。
小さいお子さんがいて、しかも学校や幼稚園はお休み。まいにちまいにちしかも一日中一緒にすごしていると、自分の時間がない日々にいっぱいいっぱいなのではないでしょうか。
そんな時はお母さんの気持ちを子どもに話してみるのはどうでしょう。お母さんが思っているよりも子どもたちは受け止めてくれたりして。
慣れないとむずかしいのかもしれませんが、気を付けるのは操作的にならないようにすることです。悲しい気持ちや辛い気持ちをそのまま話してみるのです。間接的に子どもたちに何かを要求する言葉にならないように。悲しい気持ちと一緒に子どもの行動を否定する言葉を伝えると、子どもにとってみたらあなたのせいだと責められているような気持ちになるかもしれないからです。
お母さんがネガティヴな気持ちを感じていることを伝えると、子どももネガティヴな気持ちを感じてもいいんだなと思えるだろうし、お母さんが一生懸命我慢していると、子どももまた我慢しようとしがちです。お母さんが気持ちを伝えることで子どもたちの気持ちも聞くことができたら、子どもたちのストレスも少し楽になりそうです。
お母さんの気持ちを話してみることはきっと意味のあることだと思うのです。気持ちを伝えることでお母さんもいっぱいいっぱいになった気持ちを少し消化できるかもしれないし、子どもの方もお母さんから気持ちを聞くことで自分の存在を認められたような感覚になるかもしれません。お母さんの気持ちを知ることは、それがネガティブな気持ちだとしても案外子どもたちにとってうれしかったりするみたいです。それに一緒なら辛くて悲しい気持ちを受け止めやすい気もします。
子どもたちを含めて大切な家族で気持ちを分かち合うこと、お互いの気持ちをわかってもらえること、寄り添ってもらうこと、これだけ長い時間一緒にいる時に感じてみる良い機会ではないでしょうか。今の気持ちを少しずつ言葉にしてみてください。ゆっくり息を吐きながら。
もしもうまくいったら、言わなくてもわかっていると思っていたことや、思ってもいないのに誤解されていたこと、どうせ理解されないと思っていたことなど、決めつけないでもう少し言葉にしてみるのはどうでしょう。最初はむずかしいと感じたやり取りもあとで振り返ってみたら楽しく思い出される日が来るかもしれません。
長期の休校で、やる気がなくなってきたときの対処法|前田めぐみ
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この4月に大学に入学した娘ですが、
入学式もなければ、入学前後のオリエンテーションも全て中止。
今のところ5/13まで学校はお休みで、
毎日ダラダラと過ごす日々を送っています。
本来なら直接受け取るはずだった学生証は
郵送で自宅に届けられ、あなたのクラスは○○ですとメールで伝えられたそうですが、
入学した感は全く感じられないようです。
「え、私って入学したんだっけ?」
「なんかモチベーション下がるー」
「学校行かない日がこんなに長いと、もう学校行く気失せる。どうしよう…なんかやる気もなくなってきた」
なんてことを言い始めました。
友達同士との電話でも、
「こんなに毎日家にいると、学校行くのめんどくさくなるね」
「そうそう、だるくなるどうしよう…」
「いざ行くってなったときめちゃ辛そうだよね」
なんて会話が聞こえてきました。
確かに、3月頃は大学生活に憧れて、
入学したらサークルに入って、バイトもして、自動車学校にも通い、
友達もできて楽しいキャンパスライフにするんだー!
なんて意気揚々と言っていたのが、
どれも全てお休みになってしまったことで、
最近はやる気もイマイチで、意欲もだんだん低下して、何をするにも覇気がなくなっているように感じます。
そんなとき娘がこんな風に怒っていました。
「もぉ!コロナのせいで計画が狂ったじゃん!」
「今ごろ本当なら学校に通って大学生になってたはずなのに!」
「自動車学校だって途中で止まっちゃったし!」
「なんなの、ムカつく!」と腹立たしさ全開で怒っていました。
そうすると、不思議なことにちょっと覇気が出てきて、
今までやる気が起きず放置していた部屋の片付けに取り掛かり、
整理整頓や、部屋の模様替えまで1人でやり始めました。
怒る(怒りを吐き出す)ってやっぱりすごいですね。大事だなぁとつくづく実感します。
あんなにだるいだの、めんどいだの、やる気しないだったのが、
怒ることによって心に活気が出るんですね。
娘は私たちがしているような、正式な?感情処理のやり方ではやってはいません。
(私が教えると嫌がるので(^_^;)
でもただ怒りを表現したり、思い通りに進んでいかない腹立たしさなどを声に出してみることで、
こんな風にちょっとやる気やモチベーションが上がるんです。
もしあなたが毎日お家にいて、やる気が落ちて気分が上がらなくなっていたとしたら、
ちょっと試しに「もぉ、イヤだ!」と感じていることを大きくため息をつくイメージで、
ハーッ!と吐きながら言ってみてください。
ブツブツ独り言を言うように言ってみてもよいです。
それを何回かやってみると、ちょっとやってみようかなってやる気が出てくることがよくあります。
相手が目に見えないコロナウイルスでも、
怒るのを諦めなくていいんです。
コロナに怒ってもしょうがないって思わなくていいんです。
あなたの心が健やかでいられるように、
どうぞあなたの『怒りの感情』を見逃さず、諦めず、大切に感じて声に出してみてください。
子どもたちの不安に寄り添う|横内慶子
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4月に入った頃、保育園で「コロナこうげき!」と何度も言いながら、4歳の男の子がブロックで作った武器のようなもの(本人曰く「バンバン」と言っていたので)を手に持って遊んでいました。
4、5歳位になると、テレビで見たことや周りの大人が話していることをよく聞いていて、何となくだけどわかるようになってきます。
世の中には今、どうやらコロナウィルスっていうものがあって、それで大変なことが起きているらしいというのを子どもなりに理解しようとしているのでしょう。
今は、日常的にコロナウィルスの話ばかりですから、こんな遊びが出てきても無理はありません。
5歳の女の子なんかは、「新型コロナウィルスっていうのがあってね、それでね病気になったりするんだよ」と、はっきりとした口調で話をしたりもしますし、中には、「死にたくない」という子もいます。
余談で個人的な意見ですが、テレビやネットで流れるコロナウィルスの画像には、割とどきつい色が付けられているものもあり、大人でも不安を駆り立てられます。
見た目のインパクトが印象に残りやすい子どもには余計にそうなのでは?と思いますし、原色な感じが戦隊モノの武器とかに使われそうなイメージに繋がり、悪者をやっつけようとする遊びになったのかなとも思いました。
本当のウィルスは、顕微鏡でしか見えないくらい小さいので色はないみたいですね。
「コロナこうげき!」と言って遊ぶ姿を見て、震災の後に「地震ごっこ」や「津波ごっこ」をする子どもたちが多くいた話を思い出しました。
一見、大人からすると不謹慎な行為に見えるかもしれないですが、安全な場所で子どもなりに怖さに向き合おうとしていることである行為であるので、もし見かけても強く叱ったりしないでください。
そんな風に遊び表われたり、言葉ではっきり表現したりしなくても、ちょっとしたことで泣いてしまうことが増えたり、なかなか大人から離れようとしなかったりする子もいます。
大人だってこんなに不安なんですもの。それも当たり前のことだなと思っています。
私が子どもたちに接する時は、言葉で伝えるのはもちろんですが、いつも以上に、大きい子でも抱っこする時間を増やしたり、膝や隣に座らせたり、トイレに連れて行くなどちょっとした移動にも手を繋いだり、話をする時は目を見て笑ったり(マスクしている分、目元だけで笑顔が伝わるように頑張ります)、リラックスした雰囲気や楽しい気分を態度で表現したりしながら、「ここは大丈夫だよ」「ちゃんと守っているよ」ということを、五感からできるだけたくさん伝わるようにしています。
大切な子どもたちの心を守るためには、身近な大人のサポートが必要です。そして、子どもたちの不安に寄り添うためには、大人は大人で自身の不安を消化して減らしておく必要があります。
不安を和らげ安心感を感じる方法は、他のカウンセラーのコラムや動画にも沢山アップされていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
 高齢者家族への不安、口出す姑との関係など
ひまわり先生のコロナで大変お母さん応援メッセージ|米倉けいこ
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こんにちは。心理カウンセラーの「ひまわり先生」こと米倉けいこです。
心理カウンセリングを始めて19年目、独立開業して13年目になりました。
日頃、子どもから80代までのクライアントさんや不登校などの子どもの問題はお母さんの支援が必要との立場から、家族カウンセリングや講演もしてきました。
ところが、新型コロナの影響で、開業して初めて、面談や講演ができなくなってしまいました。
現在、今年7 月の講演までキャンセルになっています。心理カウンセラーとしての働き方も変革を求められています。それで、4月からは、スマホやパソコンを使って、オンラインカウンセリングをしています。
カウンセリング力(りょく)養成基礎講座や勉強会などは動画配信しています。
クライアントさんが、カウンセリングルームに足を運んできてくださることの有り難さ、人と直接お会いしてお話しできる有り難さを改めて感じている今日この頃です。
誰もがこんなに辛い状況で、私も心理カウンセラーとして、少しでも楽になるお手伝いができないかと考え、YouTube 動画を作成することにしました。夜な夜な編集に没頭して動画作成も楽しくなってきました。
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* 1本目「コロナウィルスに自分がかかって人に移すのが怖いし、満開の桜を楽しめないお母さん」
* 2本目「子どもの学校が休みで楽しいけど、一人になりたい母には空想(ファンタジーワーク)を使う」
* 3本目「病院や施設にいる家族と会えない不安には『感情処理法』を使う」
現在、病院に入院しているご家族、施設に入所しているご家族に会えない辛さ、先に見えない不安、どこに持って行きようのないイライラや憤りなどを感じている方も多いと思います。また、夫のテレワーク、長引く子どもの学校の休みで、お母さんたちもイライラや疲れを感じ、そろそろ限界を感じ、音をあげ始めています。お母さんは、家族のため、「家族がコロナ にかからないように」と知らず知らずに気を張っていると思います。
◎お母さん、家族に上手に甘えて協力してもらいましょう!
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* 1日3食もしくは食事を作っているお母さんに協力して、食事の準備、片付けなどの家事を楽しむ
* テレビやスマホのスイッチを消して、UNO や人生ゲームなど家族の時間をゆっくり楽しむ
* 家族の会話の時間を少しずつ増やしてゆったりとした時間を過ごす
など、ピンチをチャンスに変えることが大切です。
◎お母さん、これから長期戦になるかもしれませんので、気持ちを緩めながら、手を抜きながら、ボチボチ
やっていきましょう。

ストレスは感情処理で乗り越えていこう!|前田めぐみ
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緊急事態宣言が出され、外出自粛生活が続いていますが、
みなさんいかがお過ごしですか?
私はというと一気に普段とは違う生活になり、
なんだか落ち着かない日々を過ごしています。
会社勤めの主人は、在宅勤務になってから約一か月が経ち毎日自宅にいるし、
この4月から大学生になった娘も、2月の末からずっとお家にいます。
外出もままならない中、
明けても暮れても、四六時中こんなに家族が顔を突き合わす時間が長いと
それはそれはだんだんストレスになってくるわけです。
コロナの事態になる前は、
家の中でお互い共に過ごす時間があまりなかったので気にならなかったことが、
これだけ一緒にいる時間が長いと、気に入らない部分が多々見えてくるんですね。
そしてイラっ!と(-“-)
些細なことなんです。
キッチンがびしょびしょになっているとか、
扉が開けっ放しになっているとか、
食べたものがこぼれているとか、
ごみ箱にちゃんと入っていないとか、
テレビが一日中ついていて落ち着かないとか、
「私の話聞いて、聞いて!」と何回も言われたり等々。
こんな些細な事柄なんですが、
これが日常になってくると、これが当たり前の生活になり、
いつしか元気(気力)がなくなっている自分がいました。
そして夜中、ひとりになったときに、
ツーっと涙が頬をつたいハッと気づきました。
「あぁ、私悲しかったんだ」と。
毎日なんだかんだ家事をしたり、
カウンセリングのお仕事もして忙しくしていたから意外に気が付けていなかったんですね。
心って目に見えないので、自分のことでもわかりづらいし、
気づきにくいので知らない間にストレスを溜め込んでいることがよくあります。
そしてそれに気づかず過ごしていたら、
なんでもない時に急にイライラしたり、熱が出たり、やる気が起きなくなったりなど。
気持ちや身体になんらかの症状としてあらわれることもあります。
今回はそんな状態になる手前で気づけて良かった。
ひとしずくの涙が私に教えてくれました。
本当は悲しみでいっぱいだったことを。
そんなときは、
その悲しみにじっくり浸って、
じわーっとこんな風に悲しい気持ちを味わいます。
「私だって自分の時間が欲しい」
「みんなに振り回されて悲しかった」
「みんなやりたい放題で、私のことなんてちっとも考えてないんだ…」
なんていう悲しみがあがってきたので、
そのままこの悲しみにしばらく浸りました。
そしてゆっくり深呼吸しながら息を吐き出しました。
そうすると、
ちょっとスッキリして元気(心の活力)が出てくるんです。
不思議ですよね。
ただそのまま悲しい気持ちを受けとめただけなんですが、
自然にパワーが湧いてくるのです。
心 のしくみってそういうものみたいです。
これは感情処理と言って、今感じている感情をそのまま感じて受けとめる。というものです。
相手にワーッと言ったりするのではなく、ただ自分で自分の気持ちを受けとめるだけです。
感じたらスッキリする方法として、私たちは普段からこの感情処理をしながら自分の気持ちを心地よい状態にしています。
明日からまた少し頑張れそうです(^^)
他の感情についても私なりにまたお伝えしていこうと思います。
 就職、進学、結婚、一人暮らし、人と会えない、遊びに行けないなどの不安
日常で感じる不安などを減らすために|あおやまみちこ
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非日常が日常になりつつある今、
いつものように、当たり前に思っていた事が絶対ではなかった事に気がつきました。
そして、何気なく過ごしていた毎日がどんなにありがたいものだったかも、改めて感じます。
そんな非日常の中でみなさん、色々な想いを感じているのではないでしょうか?
非日常の生活の中、知らないうちに、身体に力がはいっていませんか?
今の生活に対する不安だったり、これから先の不安であったり、
先の見えない事を考えれば考えるほど不安は大きくなります。
それは当たり前の事だと思います。
そんな気持ちが頭に浮かんできたら、そのまま息を吸って、思いっきり息を吐き出してみてください。
ただそれだけ。本当にただそれだけですが、身体の力が抜けてきませんか?
身体の力がぬけていたら、すこーし不安も消えているかも。
ちょっと嫌だな、なんか寂しいなぁなんて思ったりする時もあるかもしれませんね。1人1人想うことは違うはず。
自分の中に浮かんだ想いをゆっくり息を吐きながら、身体の力が抜ける感じを感じてみてください。
ゆっくり、ゆっくり深呼吸のつもりで、フゥー、と
頭に浮かんだイメージを外に追い出すように。
大きく膨らんだ風船がしぼんでいくようなイメージで。
ぜひ、一度試してみてくださいね。
まだまだいつ終わるかわからないけど、終わりは必ずくるはず。
今がんばっているみなさんへ、そして自分自身にもエールをおくりましょう。
疲れに気づく。|丹野ゆき
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なんかこのごろ、緊迫感が高まってきたなという感じがします。
みなさま、いかがお過ごしですか?
普段と違う生活のスタイルも、ちょっと疲れてきましたね。
私は疲れてきました。
というか、疲れてきたということに、さっき気づきました。
毎日お休みで、ゆっくりできて、したいことできて、とても楽しいと思ってたんですけど、
それもほんとだけど、なんか駆り立てられてた気がします。なんかちょっと、どこか、やり過ぎ。
ゆっくりしてるわりにはなんとなくいつも気持ちが焦っていたり、すごくよく食べたり、睡眠が変だったり、本当にしたいことには手がつけられなかったり。それから、なんとなく胃がもたれたり。
世の中の緊張感に気づいたからか、長期化しそうな気配を感じて不安だからなのか、実は収入のことが心配なのかとか、いろいろ理由を考えてみたんですけど、結局よくわからない。
そしたら、今朝。
起きた瞬間に、すーっと涙が出てました。
あ、悲しかったんだ。
何が?とは具体的な理由はわかりません。
でも、その後すぐに全身の力がふっと抜けて、焦りが消え、胃のあたりがすーっと楽になりました。
理由を探してるときはよくわからなくて、結局またさらに駆り立てられてる感じがしてました。
理由は探さなくてもいいのかも知れない。
ふっと気を抜いたときの気持ちを、大切にしてみる。
これが感情処理なんだなと、あらためて実感しました。
不思議なもので、今は「そろそろ勉強しようかな」という気持ちになっています。
このお休みの間に勉強しておこうと思っていたことに、気持ちが向くかもしれません。
ふだんと違う時間の過ごし方。|丹野ゆき
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今日は朝からカウンセリングルームで作業して、そのままスーパーへ買物。
お昼ご飯を食べて、またカウンセリングルームで授業の動画を見たり、LINE通話のテストをしたり、いろいろと仕事をしていました。
家にいるとなかなか捗らない。気持ちがなかなか切り替わりません。
すぐ気が散るし、リラックスしないともったいない気がしてきて、すぐお昼寝になってしまいます。そして、夜もまた寝る。
意思が弱いと、在宅ワークはきびしいです。
電車に乗らずに職場に行ける。家と職場が徒歩2分というのは、とてもありがたいなと思いました。
このところ、八丁堀から出ていません。窮屈ですが、今は仕方ないですね。
昨日、「人と会うのは、最低でも今までの7割に減らしてください」というのを見ました。
私、主人としか会っていないので、7割りどころか1割に満たないのではないかと思います。
ふだん人の中にいる生活も疲れるなと思っていたけど、人の中にいた分、このストローク欠乏の状態ってけっこうストレスだなと思い始めました。
そういう人、けっこういるんだろうなぁ。
逆に、ふだん1人だったのに、一日中誰かと一緒にいることになってしまった人もまた、けっこうストレスなんじゃないかと思います。
その相手が大好きな人であっても、時間の過ごし方が自分のパターンや好みに合わなければ、知らず知らずのうちに疲れてしまいます。
交流分析の理論の中に「時間の構造化」というのがあります。
人にはなんとなく決まった時間の使い方のクセみたいな、パターンみたいな。
それは人生脚本を作る上でひとつの素材になるわけですが、その自分で書いた脚本、時間の使い方というのは自分にとってなじんだもので、それなりに居心地はいいわけです。
こんな非常事態には、それが大きく崩れてしまうんですね。
ウイルスうんぬんでもストレスなのに、自分に馴染みのない行動を取らなきゃいけない。時間を過ごさなきゃいけない。これはさらに疲れのもとになるな、とあらためて実感しています。
みんなも同じだから、
今は仕方ないから、
他の人よりましだから、
とかなんとかじゃなく、自分の基準でストレスに気づき、ぼちぼちやった方が良さそうですね。
ストレスがたまりがちの日々に|三輪陽子
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ニュースはといえば、毎日増える感染者の数だったり政策への批判だったり、ネガティブな情報が多くて、あまり長い間チャンネルを合わせているとなんとなく気持ちが暗くなります。
そんな時こそ何か楽しみがないかなとあちこちに思いを向けてみます。もちろんそれで見つかればいいのだけど、自粛が続く先の見えない状況ではそれもまた簡単に見つかるものではないかもしれません。
ふと、子どもが小さくて行動半径も限られていた頃を思い出してみました。あの頃にどんな楽しみを見つけていたかなと。
楽しみを見つける暇もなく夜になって顔を洗ってなかったことに気がついたり、鏡の中の自分の襟元をみたらトレーナーの下はパジャマのままだったり。
だけどそんな時でも楽しいことがなかったかというとそんなことはなかったと思い出しました。
適当に味付けしたおかずが思わぬ美味しくできてたり、ギャン泣きしながら寝た子の涙のあとが愛おしかったり、思いもしない人からの便りが届いたり、昔使ってた財布の中から現金が出てきたり、頼んでもないのにケーキを買ってきてくれたり‥‥
こうして思い出すとそれはわりと日常的で特別な出来事ではないかもしれません。見つける、探す、というよりは、さまざまな気持ちを感じた瞬間を逃さないことなのかなと感じました。こういう時は自分の中のネガティブな感情にとらわれがちだけど、ふと感じたポジティブな感情を逃さないことも大事なんじゃないかなと思います。
ポジティブな感情に目を向ける。
ポジティブな感情に気がつく。
そしてポジティブな感情を感じた時にゆっくり息を吸ってみる。
それを全身に取り込むようなイメージで。
できたらその楽しい状況を再現しているイメージをしてもいいかもしれません。
悲観的な状況の中でも、何かポジティブな肯定的な気分を感じること。それはきっとだれもが持つ能力なんじゃないかなと思います。ネガティブな情報が多くなるこの時に少しでも楽しい気持ちを感じるヒントになりますように。
すぐにできる“新型コロナウィルス”への不安をへらす方法|西坂ゆみ

こんな時こそプラスのストローク交換を。|りんご
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会社員と心理カウンセラー、二足のわらじ。りんご🍎です。
#stayhome
#stayathome
さて、今回も私のお家生活をご紹介します
ベッドサイドにライトを購入して、家の中でもプライベート時間を大切に!

家族全員がいるリビングからの避難先。
自分のベッドで本を読んだり、放送大学の勉強をしたりできるように。
ライトを購入しました。これで、お家にいてもプライベート時間が楽しめます!
さて、おこもり生活で、接触制限8割減。
友達に会えない。恋人に会えない。会いたい人に会えない。
仕事もビデオ会議はあるものの、
基本的には顔が見えない中で、
チャット、メール、電話でのコミュニケーションが大半となっています。

気持ちや意図がなかなか伝わらない。
分かってもらえない。
もどかしい。イライラ。
反応が感じられなくて、不安。

今日は誰とも話さなかった・・。
ひとりぼっちなようで淋しい。

そんな人も多いのではないでしょうか?
接触制限の中で、ストローク不足におちいりがちになっています。
ストロークとは、相手や自分の存在を認めて言葉、行動や態度で示すこと。
こころの栄養になる、とても大切なものです。
こんな時には、リアルに会ってコミュニケーションをする時より、
意識的に多めにプラスのストロークをあげたり、もらったりしましょう!
「ありがとう!」
「元気?」
「最近どう?」
「そちらのお天気はいかがですか?」
「心配なことはない?」
「不安なことがあったらいつでも言ってね」
いきなり用件に入る前に、こんな風な簡単なご挨拶程度のことでもいいので、
相手に投げかけてみてください。
少し多めに、大げさに自分の気持ちをお伝えするような
言葉を添えることで、相手も自分も暖かい気持ちになれますよ。

わたしもビデオ会議の冒頭は、
すこし、空気が柔らかくなるようなコミュニケーションの時間をとるようにしています。
それから、「最近、連絡とってなかったなあ・・」
と思うお友達がいたら。
「元気ー?どうしてる?」
と、ラインなどでメッセージしてはいかがでしょうか?
そこから近況が聞けて、
不安な気持ちを打ち明けあえたりして、
お互いにプラスのストロークが交換できかもしれません。

ぜひ、こんな時こそ意識的に多めのプラスのストローク交換で、
こころに栄養をためてくださいね。
コロナうつになりそうな時の対処法|米倉けいこ
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こんにちは。ひまわり先生こと、米倉けいこです。
ブログに、以下のようなコメントをいただきました。
『毎日、毎日、新型コロナウィルスの報道を見てコロナうつになりそうです。』
うつになりそう…、うつっぽいといえば、例えば
- ・なんだか元気がなくなる
- ・ついついネガティブなことを考えてしまう
- ・眠れなくなる
- ・食欲がなくなる
- ・性欲がなくなる
- ・楽しいテレビを見ても楽しくない
などなど、人によって症状は様々だと思います。
そこで、新型コロナウィルスの影響で、最近元気がなくなっている人のための対処法を書きます。
うつっぽくなっている時、私たちは、「怒り」の感情を抑えています。
「怒り」の感情は、元気の素、パワーの源です。
ですから、「怒り」を感じる時間をを意識的に取ってみてください。
例えば、
「何でこんなことが起きるんだ!」
というようなどこにもって生きようもない怒り、憤り、イライラ
子どもや夫に、
「色々やってあげてるのに、わがままばかり言って腹が立つ」
など、何でもいいので、とにかく「怒り」を感じて、息でふーっと、吐き出してください。
※これは相手にぶつけたり、文句を言ってもスッキリするものではありません。
だから、自分で自分の感情処理をするのです。
「怒り」が自分に向かうことを「怒りの内向」と言います。
内向した「怒り」を外に吐き出してください。
息で吐き出して、少しでもスッキリすれば、毎日続けてください。
どうか、皆さんが少しでも楽に心地よく過ごせますように…。
 外出恐怖、口うるさくなるイライラ、職場の第一号になる不安、無症状で感染しているのではという不安など
新型コロナに負けるな「長引くお家生活の過ごし方のヒント」|井上けい
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元不登校の子の親、心理カウンセラーの 井上けいです
外出自粛になり我が家は主人、大学生の娘と私の3人がお家生活をしています。
娘は不登校だったので慣れたもの、ゴロゴロ過ごすのが上手です。
こんな時に不登校の体験が役にたつとは・苦笑・
これって冗談ではなく今回気付いたことなんです
不登校で何年も家にいて昼夜逆転の生活をすることって
周りからしたら人生棒に振ってるんじゃないかとか思われるかもしれません。
誰にも会わずに自分に向き合う日々を何年も過ごすことは辛くて大変だったことでしょう。
なので今回のお家生活は彼女にとっては普通の事のようです。
そろそろ毎日3人で顔を突き合わせて暮らすのは飽き飽きしてきました
私は食事の支度や家事をこなし、外出は近所のスーパーか軽く散歩をする程度
皆さんはどうされていますか、運動不足、イライラしたりストレスがたまって来ませんか?
お子さんは学校へも行けず、ご家庭でどう過ごされているのでしょう。
お勉強、お友達に会えないことなど不安で心配な事が多いと思います、
今の様にこんなに家族と一諸にいる時間が沢山あることってないですよね、
それを生かしてみてはどうでしょうか。
家族と考えよう 例です
・食事の献立を一緒に考える
・どんな食材を買うか決める
・一緒にお料理をつくる
・お皿洗い、お風呂掃除など当番制にする
・勉強時間を決める
・ゲームをする時間を決める
・どんな遊びをするか相談する などなど
一諸に話をしながら一体感が感じられそうな気がしませんか
手間のかかる料理をしてみましょう
時間があるこの時だからこそ出来ることで
私は先日テレビでリエットを作っているのを見て急に作りたくなりトライしました。
適当レシピですが、ご紹介します
豚塊り肉 500g 塩をふり、3㎝の角切りにします
玉ねぎ 半分 スライスします
にんにく 1~2かけ
コンソメ 少々、塩、胡椒
白ワイン 100㏄
あればローズマリーなどのハーブ
材料をオリーブオイルで炒め、白ワインを入れたらとろっとするまで煮込む
煮込んだ物をボールにいれ、大きいボールに氷をいれボールを重ねて冷やします

お肉の油が白く固まってきたら、ほぐします
フードプロセッサーなら早くできますが
時間があるので私は肉叩きでバンバン叩いたり、指で割いたり・・
ここで息を吐きながら 主人ウザ~ッと叩きます(こっそり感情処理です)
はい できました 👏 👏

手作りマスクを作ってみよう
お子さん、ご主人も一緒に出来る部分を分担してみてはどうでしょうか
不安になっているお子さんがパパ、ママと一緒に何かをすることで
安心安全を感じてもらえる時間が過ごせますね
ただ最近はミシンを置いていないご家庭もあるようで、
手縫いでチャレンジしてみるのもどうでしょう、達成感があるかもしれません。
作り方は■参考URL https://book.nunocoto-fabric.com/15460.html をご覧ください。
型紙がダウンロードできます。不器用な私でも作れるとても分かりやすい説明です。
掲載元、参照元「nunocoto fabric」さん
手作りマスク用の生地、ゴムも手芸店では売り切れだったり
ガーゼのハンカチなどで代用できます。折って型紙を置くと、表裏左右分4枚を一度にカットできます。中表にしてミシンでカタコトゆっくり縫っていきます・・
ゆっくり・・ふぅって息を吐きながら・・
私はゴムはヘアゴムを使ってみました(下画像の黒いゴム)



不安になる事・・
私は在宅ワークになっていますが、ふだんは週3回パートを電車利用しています。電車で通っている間、私が感染源になるのではないかとハラハラしていました。もし私が感染していたらどうしよう、会社の皆さんや会社のあるビルにまで迷惑をかけてしまうのではないかと非常に敏感になっていました。
いま外出を控えている事で、この不安は減りました。
出勤をされる方は心配ですよね。
週末は外出を控えて自宅で過ごすことで不安を減らしてみてはどうでしょうか。
情報は取り入れるとしても、ネガティブな情報に振り回されないようにして、
SNSなどで前向きな投稿や動画を見るようにし自分で出来る事を取り入れています。
このサイトにはカウンセラーの動画やコラムに不安な気持ちを解消するためのものが
日々更新されています。どうか活用なさってください
感情に触れよう
不安な気持ちを感じないようにしようとするのは当然のことだと思います
そこには何か我慢して抑えている感情があるかもしれません
私もそうです 娘に不安を感じさせたくないと思っています。
これ伝わってしまいます
気を紛らわせるのではなく、不安やイライラは感じて出していくようにしています。
好きな音楽を聴く、Amazonプライムなどで映画を観て
笑ったり、泣いたり、怒ったり してみませんか
わずかですがお勧め
「家族はつらいよ1、2」、少し古いですが 「私がクマにキレた理由」
志村けんさんの バカ殿シリーズ、吉本新喜劇 笑いばかりですね・・
他にも沢山良い作品がありますので、1人でもご家族と一緒に観てもいいですね
私のお家生活から皆様がご自分で気持ちがスッキリする方法の手掛かりになればと思い
このコラムを書いてみました。
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動画もアップできるようチャレンジしてみます
どうか皆様が安心安全を感じて暮らせることを祈っています
See you soon!
私が感染してしまったら・・・|小松千恵
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私の友人は老人ホームで介護のお仕事をしています。彼女は入居者さんたち(おじいちゃん、おばあちゃん)と働く仲間が大好きです。
「●さん(90代のおばあちゃん)が~~でとっても素敵なんだ」とか、「スタッフがとても思いやりがあって素晴らしいんだ」と私によく話をしてくれます。
彼女は仕事が好きで熱心に取り組み、そして遊び上手で友人も多い人です。
そんな彼女が、最近、コロナウィルス感染予防のため、家と職場と近くのスーパ以外には一切行かないのだと言います。「私がもし、感染してしまったら入居者さんの命を奪う・・・」そう言う彼女に私は「私とは全く違う姿勢でなんて立派なんだ」と思いました。私なんてちょっと外食できないぐらいで、「ストレスだー」と言っているのですから・・・。なので、「立派だね」と言うと「違うよ。怖くて行く気にもならないよ」と言うのです。
「私がもし、感染してしまったら大切な人の命を奪ってしまうかもしれない。高齢者の方の命はきっと危なくなるだろう」こんな不安を抱えながら日々をずっと過ごしてきたのか・・・。
あなたがどれだけおじいちゃんおばあちゃんたちを大切に想っているのか、大好きなのかを知っているから、私の瞼には言葉にならない思いが溢れました。
高齢者の介護に携わる方々は彼女と同じように思っている人は少なくないとききました。この状況下でのみなさんの不安や心配な気持ちを私はどうすることもできませんが、入居者さんを思い、自身の行動を制限し、一日いちにち仕事をし、生活をしていらっしゃる方々のことを忘れずにいたいと思いました。少なくとも外食に行けないことでストレスを感じていた私は、ふと自分を見つめ直し、みなさんの思いや行動に心がじーんとし、私の中の何かが和らいだようです。
みなさんの行動制限は尊いです。
私も誰かの命を奪わないよう行動を制限します。
私はみなさんへ何もできないけど、お仕事の中で、そして私生活でも自らを律し今も頑張っておられるみなさんの存在と思いと行動に光を当て、深く頭を下げ心から「ありがとうございます」と感謝と敬意を表します。
「おつかれさまです。ありがとうございます」
過度な不安を減らす・・・|鎌田志保
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武漢で新型コロナウイルスに罹患した患者さんのニュースが流れ、クルーズ船のニュース。まだこの頃は、どこか他人ごと・・・。
正直今のような状況になるとは想像すらしていませんでした。
2月も後半、自分にコロナの影響が。それは、突然でした。
長男の高校の卒業式が、各クラス生徒のみでの卒業式となり、保護者は外で待機という、何とも言えない卒業式となりました。
校長先生からのメール配信。教育の究極は「子どもの命を守ること」そう書かれてあった末尾に「このような対応をしたことを、いつか笑い飛ばせる日が来ることを願っています」と書かれてありました。
卒業生も保護者も、卒業式がなかったことを笑い飛ばせることなんてできはしない。
人生最後の卒業式になる長男の友達もたくさんいました。その友達や保護者の方々の気持ちを察すると余計にこの文面を見て、違和感を感じました。
そして、3月末。
今度は、入学式が中止の連絡。しかし、4月13日にオリエンテーションを行い、個別面談などを実施し、本格的に授業は、5月7日からとのことで、予定通り4月第1週目に引っ越しをしました。
引っ越しを終えて、すぐに緊急事態宣言が発令され、職場も緊急会議が開かれ、渡航禁止命令などの行動制限が出されました。
ギリギリで引っ越しできました。しかし、それから自分が感染しているのではないか?という不安に襲われ始めました。
まだ、居住している地域での感染がないだけに、第1号者にはなりたくないけど、なったらどうしよう。連日、テレビなどで放映される医療従事者の感染。患者さんや病院にスタッフに迷惑をかけてしまう恐れ。
万が一、感染したらお世話になるスタッフは、顔見知りであり、そのスタッフの家族の方々も顔見知りです。大切な仲間やその家族、そして、大切な患者さんに迷惑をかけてしまうと思うと、過敏になり、ついつい家族にも口うるさくなってしまいます。
普段は見ることもないyahooニュースを毎日閲覧するし、何気につけているテレビからは、コロナ関係のニュースばかり。
心も身体も正直で、そんなニュースを見ていると、咳が出るのです。
そうすると、またコロナに感染しているのではないかと不安になる悪循環でした。
「コロナ鬱になりそう」というと、息子からは、「もう、コロナ鬱やん」と言われる始末。
そんな時、「事実を確認すること」を教えていただき、実践しました。
「今、私は熱もなく元気だ」「家族はいつもと変わらない」と声に出して言います。
頭で考えるのではなく、言葉にして声に出して言うことが大切です。
そうすると、10感じていた不安が、4くらいに減りました。
心の中にある、重暗くつっかえるものが減りました。
不安を感じているときは、まだ見ぬ未来に心が行き、まだ起きていないことを頭で、空想することで、不安を自分が作り出しています。
事実を確認することは、心が「今、ここ」にあります。
心を、「今、ここ」に戻して、事実を確認することで、過度な不安を減らしていくことが出来ます。
皆さんも、試してみてください。
- ①事実を確認する。
- ②その事実を言葉にして、声に出して言う。
不安が減っていくと、心に隙間ができて、A(アダルト)(冷静さ)が働きだしました。
大切な息子の節目のいろいろなことが中止になる。行動制限。緊急事態宣言発令の遅さで振り回される子どもたち。「いろいろ起きることは、仕方がないこと、何よりも命が大事だから。」そう言い聞かせている自分がいることに気が付きました。
置いてけぼりの感情・・・。
ひとつひとつの出来事に対する感情処理をしました。
卒業式が中止になったこと、校長先生のメール配信の心ない言葉、緊急事態宣言の遅さや
何よりも、新型コロナウイルスに対して、「怒り」を感じながら呼吸とともに吐き出し、時々丸めた新聞紙でクッションを叩きながら、呼吸とともに吐き出しました。
悲しみの涙も溢れ・・。感情処理が進むと、怖れを感じている心の中の小さな自分の存在に気が付きました。クッションを抱き、「大丈夫だよ。怖いよね。自分の子どもを全力で守るように、私があなたを全力で守るからね。」と言葉にしました。
温かさと共に、涙が溢れ、守られているという安心感を感じました。
終わりの予想もつかない、誰もが経験したことのない未知のものが存在する。
安全だった日々に、脅威が舞い込んできたのですから、不安を感じたり、怖れを感じることは、自然なことだと思います。
だから、私たちは今できる安全策を考え、行動していくことで、危険から自分の身を守っているのだと思います。
幸いにも、文明の進化で、離れていても動画配信や、ZOOM飲みなどもできる時代。
逢えない寂しさも感情処理し、皆さんに逢えた日の喜びを空想しながら、この日々を乗り切っていきたいと思います。
我が家の90歳の怪獣|きょうこ
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「あー。怖い!!」
コロナの緊急事態宣言が出て
我が家の90歳の怪獣(夜イビキがすごい一:ここに書くことを本人承諾済み)は
ほとんど外に出ていない
怪獣の娘の私も体調不良で、ほとんど外に出ていない
ニュースでコロナのことは、二人で毎日チェック
見ていて、危機感がある
コロナが怖い!
我が家の怪獣は、いきなりテレビのスィッチを消す
そして、いつまで続くのか不安…そう言いながら一日を過ごす
あれ一?あまり外に出ない生活は
コロナの影響と思っていたら
私達二人は、どーもそうではなさそう
ある日の夜、我が家の怪獣と二人で話をしていて
ハッと気づいた
外に出ない生活…
二人の行動は客観的にみると
新型コロナウィルス緊急事態宣言が出る前と、余り変わらないかも?
「外に出なきゃ!今日は行かなきゃ!」
「今は家にいましょう!できる限り外に出ないようにしましょう!」
「前者」はきつい。出たくなくなる。行きたくなくなる
「後者」は?
あっ!!
別の意味できつい。自由じゃないし窮屈
世の中が大変なことになっている
そして、何より外に出るとコロナに感染するの
では?と思うと怖い
あー、いかんいかん
頭が混乱してきたぞ
あー、そんなこと言ってる場合じゃない
今はがんばる!
がんばろう!
よっしゃ一!
今日も一日お疲れさま。
おおきに!
我が家の怪獣の言葉を聞いて、今日も一日が終わる。
我が家の怪獣…
みているだけで、何だかホッとする
そして、時々我が家の怪獣の機嫌がよろしくなくなる
コロナが怖いと、ぽつりと呟く
そうだよ!怖いよね。
怖いしイヤ!いつまで続くのか?と思うよね。
大切な我が家の怪獣の気持ちや思い
とっても自然
あー、怖い!
当然だよ!
無理して抑えなくていいんだよ。
そう話しかけると、いつのまにか寝息が聞こえてくる。
本当に、一日も早く穏やかな日が戻ってきますように。
心理カウンセラー(もうすぐ復帰予定)
きょうこ
 コロナ感染不安が強い人から強く言われる、また行動規制されるイライラ
ストレスを発散しよう。|三輪陽子
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自粛生活も長くなってくると、健康のために身体を動かしましょうという声がけをよく耳にします。ストレス発散のために適度な運動はたしかに効果的ですよね。ネットにはたくさんのエクササイズの動画なども配信されていて、生活の中にうまく取り入れている人もいると思います。

外を見ると散歩している人も見かけます。散歩は自分のペースでできるし、手軽な運動になっていい方法だと思います。私も本当は季節の移り変わりを感じながら散歩をしたいのだけど、硬いアスファルトの上を歩くことが苦手です。いつだかに自転車を処分してしまったことが悔やまれます。自転車なら足に負担も少なくてちょうどよい運動になったかもしれません。
それぞれ得意不得意はありますよね。やってみよう、やってみたいと思える方法を試すのが良いと思います。気分転換やストレス発散をするために運動をしなきゃ、するべきだとなるとちょっと違う気がするのです。ストレスを発散して楽になるための方法が、やっていくうちに義務のようになってしまっては逆にストレスになってしまうかもしれません。せっかくの試みがもったいないです。向き不向きを考えながら気軽にできるストレス発散方法があるといいですね。
私が好きなのはゴルフの素振りです。体力がないのでほんの10回か20回くらいですが、同じ動きの繰り返しは気楽にする運動としてちょうど良い感じです。クラブを振っていると頭の中がすっきりしていく気がします。あいにくの雨の日には部屋の中で大きなバスタオルを丸めたものを振ったりもします。これも案外身体を使うので室内でもいい運動になります。どうやら私にとっては「振る」という動作が気持ちをすっきりするスイッチにふれるみたいです。腕を振る動きをするとなんとなく心が軽くなる気がするのです。コップの水があふれるみたいに、器が動くと中身が動くということなのかな。振っているうちに、自分でも思ってもみなかった気持ちに気がつくことがあります。
逆にもやもやした気持ちを感じてはき出すためだけにクラブを振ったりもします。
たとえば今なら、「コロナ、むかつく!!」とか「なんで!」とか「いいかげんにして!」なんていう気持ちでしょうか。
コロナウィルスのような実態のないものへの気持ちは、どうせ感じても仕方ないというふうに思うからか、多くの人が心の中にためてしまいがちのようです。そんな気持ちはためないで外に出すことで心が楽になるみたいです。
自分なりの運動や動きを見つけてそんな気持ちをはき出してみませんか?動きに合わせて息をはいたり、運動した後の深呼吸にあわせたり、息と一緒にいろんな気持ちをはき出してみてください。時にはクッションをたたいてみたり、新聞紙をびりびりと破ってみてもいいかもしれません。少しすっとしませんか?ぜひ何度か繰り返してみてください。うまくいけば毎日の習慣にするのもいいかもしれません。
事態はそうそう簡単に変わらないかもしれないけれど、自分の心の中を軽くしていきましょう。長い自粛生活を乗り切るためにこまめにストレスを発散できるといいなと思います。ストレス発散は自分を大切にする大事なことだと思うのです。
 医療関係、行政関係などのさまざまなお仕事の方々へ
学童クラブの支援員さんとその他の方へ|あきこF.
-
こんにちは
あきこF.です
私はセラピストとしては
まだまだ玉子で何もできませんが
この歴史的な非常事態の中で
支援員さんとその他の方へ
何か少しでも届けばと思い書いてみます
支援員の先生方の中には
感染そのものや
政府や行政への
怒りや怖さや不安ややるせなさを
感じながら
働いておられる方もいるでしょう
子どもに対しても
いつもなら
笑って見守っていられるのに
今は
「ほらマスクしてて」だの
「くっつかないで」だの
「前を向いて食べようね」だのと
いちいち小うるさく注意しなければなりません
毎日毎日
何度も何度も・・・
また
危機感が自分と人とが違う事への
不満や怒りもあるかもしれませんねぇ
私はついこの前まで現場の支援員でしたので
今この先の見えない状況で
普段より大変な仕事をしながら
自分も、子どもたちも守って生活するのは
どんなにか大変だろうと
本当に先生たちが倒れやしないか
心配です
先生方の中には
医療関係の方に比べれば
私たちはそんなに大変じゃないと
思う方もあるかもしれません
しかし
世間の方から
「ありがとう、がんばって!」と
言われづらい仕事なんですよねぇ支援員って
日本人って
「私を誉めて~」って言いづらいんですよね
だから
私がここで
先生たちはこんなに頑張ってますと
みんなに知ってもらいたいのです
子どもと遊ぶだけの仕事じゃないこと
よそ様のお子さんを大切に預かっていること
育成支援のプロであること
親御さんに代わって
お子さんのしつけから心のサポートまで行っていること
親御さんのサポートもしていること
とても大事で愛がいっぱいで
貴い仕事をされているんです
先生方
どうかおうちに帰ったら
息をふぅ~っと吐いて
肩や背中の力を抜いてくださいね
怒りや悲しさ
怒りや不安を
はぁ~~~~っと
吐き出してください
ご自分に湧いてきた感情を
なかったことにしないでください
そして
毎日働いてくださって
本当にありがとうございます
先生たちが
お子さんを大事に預かってくださるから
医療関係の方も
インフラ関係の方も
家に子どもが居たらストレスに感じてしまう方も
どんなに助かっているか分かりません
 生活必需品が無くなる、マスコミの批判的報道へのイライラなど
がんばれ|倉成 央
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「がんばれ」
この言葉を、私たちカウンセラーはあまり好みません。
がんばりすぎてつらくなった人たちの支援をたくさんしてきたから
がんばりすぎて心がぽっきり折れてしまった人たちと会ってきたから
がんばりすぎてうつになった人もたくさん知っているから
だから
「がんばれ」
ではなく、
「がんばらなくていいよ」「無理しなくていいよ」「自分のペースでやればいい」
と声をかけてきました。
心地よく前に進むためには、がんばりすぎないことが大事だったのです。
今は、多くの人ががんばっています。
いえ、がんばらなくてはやっていけない状況に置かれています。
命がけでやっている人、危険でも行かなきゃいけない人、
苦しくても立ち止まれない人、不安を感じている余裕さえない人、
私の周りにもそういう人がたくさんいます。
だからあえて、
「今はがんばれ」「みんながんばろう」
と声をかけます。
「もうがんばらなくてもいいよ」
「もうむりしなくていいよ」
「ここからは自分のペースでやっていけばいいよ」
そう言えるときまで。
「苦しいけど、いまはがんばろう」
喪失の日々を労る|横内慶子
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心理カウンセラー&保育士をしております、横内慶子です。
コロナウィルス感染拡大の影響が、生活に大きく出るようになってきて1ヶ月以上が過ぎました。
私自身は、越谷で基礎講座を開講していますが、3月から授業は延期。保育士としては、普段なら地域子育て支援センターで親子の遊びを見守り、子育ての相談を受けていますが、こちらも2月末から閉鎖中。当初は3月末までだったのが、3月半ばに当面閉鎖になり、再開の見込みはありません。よく遊びに来ていた親子と偶然会った時、「公園くらいしか行けなくて、でも人がいっぱいだと早めに帰るようにしている。」と話しておられました。元気そうな姿と「バイバイ」と笑顔で手を振ってくれるお子さんの笑顔が救いでした。
勤め先の市内の保育園はまだ開いています。緊急事態宣言後は、市からの登園自粛要請が段々強いものとなり、育休中や在宅勤務ができる方を中心にお休みが増え、4月半ば現在は、半数以下の登園になりました。園児が感染した近隣の市区町村の場合は、市内全体で閉園しているところもあるようです。きっと今は全国で起きていることなのだと思います。
医療関係や公共機関、食品販売等でお勤めの方は、休みたくても休めませんので、それはそれで大変です。一方で、航空関係やヨガのインストラクター等の仕事をしている方からは、「仕事がなくなっちゃった…」というお話を聞くことも。涙ぐむ表情とがっかりした口調に、こちらも悲しくなって胸が締め付けられます。
こんな風に、毎日色々な場面で“喪失感”という言葉が心によぎります。
今まで当たり前にあった仕事が、学校の予定が、行き場所がなくなるというのは、とてもつらくて悲しいことです。収入だけではありません。やりがいとか、そこで会う人たちとの何気ない関わりとか、夢とか目標とか、誰かの役にたっている感覚とか…。私たちは今、目には見えないたくさんのことを気づかないうちに失っているのでしょう。そして、目に見えない事柄の方が、より心に負担がかかることも多いのです。
自分の悲しみや怖さなどに気づいていて、悲しんだり怒ったりできていたり、気持ちを分かち合える人が側にいるならば良いですが、喪失感とは気づかずに、何となく疲れていたり、訳もなく涙が止まらなかったりするなどしていて、もしも一人で「自分はおかしいのでは?」と思ってしまうようなことがあったとしたら、「今はそんな状態になっても無理はない事態が起きているんだ」ということをどうか知って欲しいのです。命の危険を感じ、当たり前にできていた生活スタイルを変えないといけないのは、災害に遭い続けているのと同じようなものなのですから。
心が疲れてしまっていたら、まずは自分の心の声に耳を傾け、「こんな状態になるのは当たり前」「私が弱いからじゃない」など、言葉にして呟いてみてください。そしてただ深く息を吐きながら、自分の頭の中に浮かぶことや体の感覚、心の動きを観察して、ただそれを受け入れるようにしてみてください。大切な人の背中をさすり、労るように。
そして、今を生きることをみんなで一緒に頑張りましょう。
こころかる~く感情処理法|近澤美行

自粛ストレスの原因を知る|西坂ゆみ
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緊急事態が全国で宣言されましたね。
自粛をはじめて、そろそろ2週間が経とうとしています。
東京都知事は「自粛疲れはまだ早い」と言っていましたが
行動の制限や先が見えない不安によって
「自粛ストレス」を感じていませんか?
今日は「ココロの仕組み」から
自粛ストレスの原因を知ることで
スッキリできるヒントになればと思い
ビジュアルを作ってみました。
私たちは、人と目を合わせて笑顔をかわしたり、
あいさつや何気ない会話などの
「交流」でココロが満たされます。
外出自粛や在宅勤務によって
人との「交流」が減っていることが
「自粛ストレス」の原因の1つです。
だからこそ、意識的に「交流」をしてみましょう。
オンラインが苦手な人でも、買い物に行ったときに
店員さんに「ありがとう」と言葉をかわすだけでもOKです。
どうして「ストレス」を感じるのか
「ココロの仕組み」が分かると
自分なりの解決ヒントが見つけやすくなります。
こんなときだからこそ、自分の「ココロ」に目を向けて
今の状況にストレスを感じていること
先が見えない不安があることに気づくことが大切です。
そして、ゆっくり深呼吸をして
こんな中でもがんばっている自分をいたわりましょう。
手洗いの仕方(新型コロナウィルス対策)|Ojy
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新型コロナウイルス対策
―その1)まずは、知識を整理して、不安を減らし、心の持ち方を定めましょうー
―その2)次に、具体的な対策を講じましょうー手を洗いましょう!―
ほら、すこし気持ちが安らかになりませんか?
Moremoreコース受講生のOjyです。
医師です。もと形成外科医で、日常的に手術手洗いをしていました。
その1) まずは、知識を整理して、不安を減らし、心の持ち方を定めましょう
皆さんよくお聞きになっていると思いますが、新型コロナウイルスは、感染しても、多くの人は症状が出なかったり、軽症ですんだりします。つまり、症状がないから感染していないということではありません。
症状が出ない人は、自分が感染していることに気がつきませんから、悪気なくあちこちにウイルスをくっつけてしまいます。その、あちこちにくっついたウイルスが、誰かに感染していくかも知れません。移ってしまった人の一部は症状が出て、そのまた一部は重症化して、そのまた一部は、とても残念なことに命を失うかも知れません。
はい、そこの元気なあなた!
そう、あなたです。
あなたも、新型コロナウイルスに感染して、ウイルスを出している可能性があるんですよ。
もちろん、これを書いている私も、感染している可能性があります。
つまり、全員が感染している可能性があり、新型コロナウイルスを出している可能性があるんです。
同時に、新型コロナウイルスにまだ感染していない可能性も、もちろんあります。こちらの可能性の方が、いまはまだ、高いかな。
新型コロナウイルスに関しては、全員が、
「私は人に移すかもしれない」
かつ、
「私は人から移されるかもしれない」
と考えて行動することが必要です。
ここまでは、おわかりいただけたでしょうか。
「私は人に移すかもしれない」
かつ、
「私は人から移されるかもしれない」
きゃー。怖いよー。
でも、不安がらないで!
はい、ここで深呼吸。気持ちをリセットしてくださいね。
怖い気持ちや、不安な気持ちなど、吐く息にのせて外に出してしまってください。
正しく怖がり、正しく行動すればいいのです。
では、正しい行動とは?
全員が、
「私は人に移さないようにする」
「私は人から移されないようにする」
を、すればいいのです。
では、具体的にどうすればいいか?
よく言われるのは、
「手洗い」
「ソーシャル・ディスタンスを確保」
「いわゆる三密を避ける」
などなど。
では、なぜ、手洗いなのでしょうか?
まず、コロナウイルスは、どのように移っていくかについて、理解しましょう。大きく2つの移り方があります。
- ① 咳、くしゃみなどでウイルスが飛び散って、それを直接吸い込む(鼻、口から)、目に入ってそこから移る。
- ②飛び散ったウイルスが、手について、その手で顔(鼻、目、口)を触ってしまい、そこから感染する。
①については、ソーシャル・ディスタンスを確保すること(これ、重要!)、マスクや眼鏡(あまり言われてないようですが、コンタクトと眼鏡両方持っている方は、ぜひ、眼鏡をかけてくださいね)で、ある程度は防げます。
②については、手洗いをすることによって、「移すこと」も、「移されること」も、防ぐことができます。
このコラムでは、そのうちの、「手洗い」について説明します。
まず、「理想的な手洗い」について説明します。
ただ、理想は理想であって、いつもいつも実行できるわけではないのは私も重々承知しています。
なので、理想的な手洗いを知って、できるときはそれをする。できないときは、できない~!!!などど、絶望したりパニックになったり、思考停止するのではなく、次善の方法をとればよいのです。
準備するもの。
石けん、もしくは手洗い用の洗剤。
ペーパータオル、もしくはきれいなタオルやハンカチ。できれば、2枚ずつ。
準備すること。
袖をめくる。肘の上まで。途中でずり落ちてこないように、しっかり。
腕時計や指輪は(今の時期、しない方がいいですが、どうしても必要があってつけている場合は)、いったん、全部外す。
外したものは、手洗いをする前に、洗ったり、アルコールで拭いたりしておき、清潔なもの、例えば清潔なタオル、洗って乾かしてあるお皿、の上に置いておく。手洗いのしぶきがかからないところに。
では、いよいよ、手を洗いましょう!
水道水で両手を濡らす。
蛇口をひねらないといけない場合は、水は、いちいち止めないこと。
石けんを手につけて、十分泡立てる。
両方の手のひらや指をこすりあわせる。指の側面もね。キリスト教のお祈りみたいに、指を組み合わせて、あ、でも、指は伸ばして、指の股の部分もこする。
片手のひらと指をもう片手の甲に重ねて、手の甲をこする。指の側面と、指の股の「水かき」の部分もね。
反対の手の甲、指の側面、水かきも同じように。
片手で反対の手の親指を握って、ぐるぐるこする。親指の付け根も。
反対側の親指と付け根も同じようにこする。
ほかの指も、一本一本、握ってはこする。
手のひらに、人差し指、中指、薬指、小指の指先を立てて横に動かし、爪と指の間をきれいにする。右、左、両方。
親指も同様に爪と指の間をきれいにする。
(親指だけ、手についている方向が違うので、別に洗うこと)
片手で反対の手首を握り、手首を洗う。
水道水を出しっぱなしにしながら、しっかり、丁寧に、時間をかけて、手をこすり合わせながら、泡とヌルヌルがとれるまでゆすぐ。
このとき、手の先から肘の方に水が流れるようにゆすぐとよい。
はい、洗い終わったら、次は、手を拭きましょう。
手を拭くのにも、テクニックが必要です。
ペーパータオル、タオル、またはハンカチを片手で1枚とり、反対の手を指先から手のひら、手の甲、手首の順に拭きます。ペーパータオルは捨てます。タオルやハンカチも洗濯かごに入れます。もう一方の手も同様に手先から手首に向かって拭き、拭いた紙や布を使って、蛇口を閉じます。せっかくきれいになった手なので、蛇口に直接触らないためです。
きれいなところに置いておいた、あらかじめきれいにしておいた指輪や腕時計をつけます。
袖を下ろします。
以上。
どうですか?
ちゃんとやるのは、気持ちにも時間にも環境にも余裕がないと、なかなか大変です。
洗うのに20秒以上かけましょう、というのは、よくお聞きになったことがあると思いますが、私がやってみたら、20秒では、しっかりゆすぐ時間が足りません。手を濡らし、石けんをつけて泡立ててこすっている時間だけで20秒かけなさいと言うことだと思います。
そこで、次善の策。
ウイルスは、ある程度の数がないと、感染しないと言われています。手についているウイルスが0になるに越したことはないですが、100分の1にまで減らすと、感染力はほぼなくなるというお話があります(京都大学の先生がおっしゃっています)
ウイルスの濃度を薄めればいいのだ!
なので、流水で15秒洗う、だけでもかなりの効果が期待できます。
私のおすすめ。食事の前は、しっかり手洗いをする。ほかの場合は、流水で15秒の手洗いをする。です。
いかがですか?これならできそうだと思いませんか?
ご健闘を祈る!
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